正直者はバカをみるか?

私はとても要領が悪いもので、ついつい帰宅が深夜になります。

深夜になると開いている店が限られています。

昨夜もいつものラーメン屋さんの駐車場にボログルマを停め、

つかつかと入口に向かっていくと‥‥、

自動ドアでもない扉がスーと開いて、店員さんがお出迎え。

とうとうVIPになったか‥‥と感慨にふけっていると、

「あのー、お忘れ物をされませんでしたか?」

「‥‥‥」(全くこころあたりなし)

「お釣りをお渡しするのを忘れたんです」

(数日前、ある人物と行って、私はおごってもらったのですが、おごってくれた人物は)

「おつりを貰い忘れたとは言ってなかったけど。」

「でも、金額がちょうど合うんです。」

「本人が貰い忘れたとは思ってないよ。」

「お名前を知らないから、またいらっしゃるのをお待ちしていました。」

で、少しきつねにつままれた気持ちになりながら、

身分を明かして、名刺に受け取りを書いて、

おつりをお預かりして、

今朝、本人に渡したら、

「そういえば、お金が減っているような気がしてたんだよな。」

それだけ。

店員さんの方は、

お釣りを無事渡せてほっとして、

なかなか注文を取りにきてくれないわ、

あるものをもってくるのを忘れるわ、で、ひたすら、商売を忘れて、

渡し忘れたお釣りを渡せる私が現れるのを待ち続けてくれたのでした。

こういう人がいい思いができるような世の中になって欲しいものです。

 

そういえば、若い頃、文字通りの下働きを「していた頃、

今の感覚でいえば、

「公務員の不注意による秘密漏洩・プライバシー侵害」

になりかねないものを拾って届けたことがありますが、

私に簡単に連絡できるのに、

落とし主はうんともすんとも言ってきませんでした。

そういう人が「出世」していたりして。

 

功なり名とげた方々の〇〇倶楽部のメンバーの言。

「ズルするやつはおるし、がめついやつもおるし、

人があつまりゃ、どこも一緒よ。」

 

一生「下々の者」のところにいそうな私ですが、

正直者にいいことがある保証はありませんが、

ラーメン屋ささんの正直者店員さんを見習うことにします。

 

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